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山口県内で起業したい方や創業した方達のサロンを毎月開催しています。独立後一番最初に困るのは集客・販路に関してです。特にスモールビジネスだと広告に沢山の予算が使えませんよね。スターティングアビジネスでは起業・創業後の集客や販路に関して情報交換を行う場所です。独立後の方はもちろんですが、これから起業・創業をお考えの方もぜひご参加ください。

ECサイトを立ち上げに必要な10のポイント!SEO対策ってナニ!?

ECサイト(ネットでショップ)を開設していよいよアナタも立派な店主、オーナーです! たくさんの可能性があるネットビジネスですが、ショップを開設したら、最低限やっておかなければならないことがあります。ここではパソコン初心者やWeb初心者のためにSEO対策に必要なポイントをご紹介します。

SEO対策とは

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SEO対策とは検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)とも言われます。検索エンジンのオーガニックな検索結果つまり広告をかけない状態において、特定のウェブサイトが上位に表示されるよう、ウェブサイトの構成などを調整することです。サーチエンジン最適化ないし検索エンジン対策とも呼ばれ、ウェブポジショニングと同じ意味です。

よく勘違いされているのが、「自分のスマホでは上位に表示されているから大丈夫だ」といった誤解。自分のPCやスマホにはキャッシュが残っているため、他人のスマホで間作した場合、検索順位が大きく下がっている場合がほとんどです。検索順位を調べるなら、専用のツールなどを使用しましょう。

具体的なSEO対策

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まずはSEO対策!と良く耳にすると思いますが、そのSEO対策するにしても判断するデータがなければ、対策も立てようがないですよね。 まずはアナタのHPがGoogle検索エンジンでどのような反応をするか、現状チェックから始めましょう! お客様がアナタの商品、サービスを必要としたときに、見つけやすい状態なのか。 箇条書きにしてありますので、ネットショップを開設いた際のチェックシートとしてご利用ください。

1.Googleマイビジネスに登録

google

実店舗をお持ちならGoogleマイビジネスに必ず登録しましょう。なぜならば、Googleマップとも連動しており、アナタの店舗が地図上に表示されるからです。Googoleマイビジネスに登録する作業は至って簡単です。

まず、「Googleマイビジネス」を検索します。 アナタのショップ情報を登録します。 登録することで、Googleサーチエンジンに表示されるようになります。現在Yahooの検索結果もGoogleに追従することが決まっており、Yahoo検索結果にも反映されるので必ず行ってください。 無料のサービスで 作業はとても簡単です。

  • ビジネス名---店舗名です。
  • 国/地域----日本を選択します。
  • 郵便番号/都道府県
  • 市区町村---宇部市まで
  • 住所---より詳しい住所です。ビルなどのテナントの場合は「行を追加」でより詳しく入力してください。
  • メインの電話番号
  • カテゴリー---検索結果により近いものを選んでください。
  • ウェブサイト---アナタのショップのURL,もしくはHPのURLを入力してください。

Google Maps Icon Buttons

上記入力が完了して「続行」をクリックすると住所が見つからずエラー表示が出る場合があります。 その場合は、「マーカーの場所を設定する」で地図上にピンを配置してください。

出張型の商品配達やサービス提供を行っているーーこれに「はい」を選んだ場合は配達可能範囲か都市、地域を選択しなければなりません。

上記の所在地でも~は、ネットショップのみの方はチェックボックスをオフにしておくといいでしょう。

この「ビジネスを管理する権限を~」にチェックをいれます。

すると確認コードが2週間程度でGoogleより郵送されてきますので、Googleマイビジネスにログイン後、ハガキ記載のコードを入力して登録してください。

Googleマップで確認するとあなたのお店が表示されます。実店舗を持っている方はお客様がアナタの店舗を探すきっかけになることでしょう。

www.google.com

2.Googleアナリティクスに登録

Google

Googleアナリティクスは、無料のサービスでアナタのHPやECサイトを訪れる人々の行動を確認する為に必要です。 確認できる内容をザックリとご紹介すると

  • リアルタイムで訪問者の動向を把握できる。
  • どのページの閲覧数が多いか把握できる。
  • 訪問時間がどのくらいか把握できる。
  • 目標達成率(購買率:コンバージョン率といいます)が把握できる。
  • どの時間帯に訪問者が多いかが把握できる。
  • Googleアドワーズなどの広告を利用した際に結果を集計できる。
  • どのページから訪問して、どのページから去るのかが把握できる

などなど。 常にHPは更新していくことを考える際に、何がよくて何が悪いのかPDCA(プラン、ドゥ、チェック、アクション)を上手く回すためのC(チェック)はここで行います。

analytics.google.com

3.Googleサーチコンソールに登録

Google+

無料のサービスであるサーチコンソールに登録したら、最初にやっておきたいのがクロール。 クロールとはGoogle検索エンジンにアナタのHPを登録させる作業ロボットを訪問させることです。 これをしなければ、あなたのHPはGoogle検索エンジンに登録されず、誰もHPを訪れることはないでしょう。 HPを立ち上げた際3日一度はクロールを行い、あとはHPを更新した場合や、SEO対策を行った際にクロールを行ばいいでしょう。

Googleサーチコンソールはアナリティクスと同期させるのですが、ここで確認すべきは「検索アナリティクス」の以下の2つのみ。

  • クエリ---クエリはアナタのHPがどのような「検索キーワード」で検索されているのかが、把握できる項目です。ここに表示されるキーワードがアナタのHPにとって適切なキーワードになっているか確認しなければなりません。
  • クリック数---検索したキーワード等でアナタのHPがクリックされた(訪問された)回数です。CTRはクリック率です。クリック数が多いキーワード、CTRが高いキーワードは、HPのSEO対策する際に非常に重要なキーワードになります。

google

お客様が見つけやすいように、キーワード選定は重要です。 店舗名やサービス名で検索する場合は、すでにアナタのお店の事を知っている場合ですよね。 アナタのことを知らない誰かに、アナタの商品やサービスを提供出来るのがWebの強みです。 キーワードとは単語、キーフレーズとは複数のキーワードで構成されています。今の検索エンジンへの検索入力は、キーフレーズが多くなっていませんか?実際に統計情報でもキーフレーズでの検索が多くなってきているようです。

例)キーワード・・・ケーキ

  キーフレーズ・・・ケーキ 教室

例を比べてみると、同じ「ケーキ」でもキーフレーズでは探している商品、サービスの内容が全く異なってきます。 SEO対策はキーフレーズで行うことが大切です。

4.キーワードとサジェストキーワード選定

Comparison of keyword traffic on Topsy

アナタの提供している商品、サービスのキーワードの選び方の発展型です。 Googleの検索画面にキーワードを入力するとよく検索される関連キーワードが表示されます。これをサジェストキーワードと言います。基本的には、ユーザーの”検索頻度“や”起点キーワードとの関連度合い”に応じて表示されていると言われています。

Googleでは「オートコンプリート機能」とも呼ばれており、検索キーワードを最後まで入力しなくても、ユーザーが入力するであろうキーワードを先読みして候補を提案してくれます。スマートフォンでは文字入力が面倒ですので、ユーザーが検索するときには、このサジェストキーワードにひっぱられる傾向があると思います。

キーワード候補を探すことはネットでは、お客様を探すことと同意だと思っていてください。

このサジェストキーワードを一括ダウンロードできる便利で無料のサービスサイトが

www.related-keywords.com

5. キーワードのボリュームを計測

Keyword Strategy earnings per month per page

キーワード、サジェストキーワードの候補を決めたら、次は「どれくらい検索されるものなのか」ということを把握しておく必要がありますね。 たくさんの人が知りたいと思っている検索意図であれば、より多くのユーザーにリーチできます。

唯一、検索ボリュームを確認できるのはGoogle AdWordsの運用ツール「キーワードプランナー」です。

ads.google.com

上記キーワードプランナーで5つ程度キーワード、サジェストキーワードを決めたら、HPのMetaタグも併せて再設定しましょう。広告をしなければ基本無料です。

その上で毎日の検索順位動向を把握する無料ツールがこちら

seopro.jp

登録出来るキーワード、サジェストキーワードは少ないですが、検索順位変化をグラフで確認できます。

6.SNSのアカウントを作成

Twitter

ショップの公式SNSアカウントを作成しましょう。フェイスブックツィッター、インスタグラムなどなど沢山のSNSがあります。 無料のサービスでそれぞれ特色がありますので、あなたにあったSNSをまずは1つ公式アカウントを作成しましょう!

  • フェイスブック---個人用アカウントではなく公式専用ページにしましょう。あとあと広告を掲載したり、データを閲覧する場合に役立ちます。フェイスブックは基本的に実名登録。住所や職業等の入力項目があり、リアルな人間関係を補完する役目が主です。よって実店舗経営に向いています。地域に寄り添った投稿や地元のニュース、お客様への挨拶などの利用がいいと思います。
  • ツイッター---こちらはフェイスブックとは違い、文字数もかなり制限があり、画像も4枚しか掲載できません。それに実名登録ではない為、同じ人が複数アカウントを持っている場合がほとんどです。しかしながら、リアルなつながりとは無縁の為、通販にむいています。また、ツイッターは「興味・関心」のつながりのため、趣味のものを販売する際には有利に働きます。
  • インスタグラム---こちらもツイッターと同じく興味関心つながりがメインです。違いは圧倒的に女性ユーザーが多いところ。インスタ映えを意識する雑貨や小物、料理などの宣伝に適しています。リアルな繋がりよりはこちらも興味関心つながりですので、画像とタグ選びがかなり重要なポイントです。

どのSNS投稿でも、ハッシュタグや投稿分には上記で決めたキーワード、サジェストキーワードを少しずつちりばめておくことが重要です。

7.Hootssuiteで作業効率UP

Facebook

すべてのSNSのアカウントを作成してもOKですが、毎回すべてのSNSに投稿するのは結構めんどくさいですよね。そんな時に役に立つのが無料のサービスで「Hootssuite」というサイト・アプリです。Hootsuiteを介してコンテンツの投稿、予約投稿、フォロワーとの交流の管理、ハッシュタグの追跡など、ソーシャルメディアでキャンペーンを行う時に必要な機能が多く揃っています。

無料でも予約投稿などの機能が利用できます。時間があるときに5~7日間分の投稿を作っておくと投稿忘れがありません。

hootsuite.com

8.無料のプレスリリースを利用する

Facebook

SEO対策の1つに「被リンクの数と質」がありました。アナタのHPのURLがどのくらいの規模で外部のHPに掲載されているかということです。数がおおければ多いほど良いというものではありませんが、質も問われます。数多くの質の高いページにあなたのHPのリンクがあれば、アナタのHPの質は高いとGoogleは判断していると言われていました。これは今はあまり関係ないといわれていますが、やっておいて損はありません。

そこで、アナタのHPをプレスリリースに出すことにより、被リンクを増やすことが可能です。アナタの商品やサービスに興味を持った記者が取材にくるかも?

コチラは無料のプレスリリース。

www.prerele.com

9.ブログを執筆する

Blog

現在、沢山の無料で開設できるブログがあります。 それぞれ良いところ、悪いところありますが、ブログ開設は1箇所よりも2箇所以上が望ましいですね。

・Amebaブログ

長所---利用者数が多い(業者も多い)。プロフィールが充実している為、見込み客を選別しやすい。アフェリエイトが一部OK。

短所---自由度が低い(使用できるタグの制限が多い)。ビジネス利用はペナルティを食らう確率が高い。

エキサイトブログ

長所---割と自由度が高い。ビジネス利用してもペナルティをもらいにくい。アフェリエイトOK

短所---利用者が少ない。アメーバほどではないが使用できるタグに制限がある。見込み客を選別しづらい。

・FC2ブログ

長所---自由度が高い。ほぼ何でも出来る。ビジネス利用に向いている。アフェリエイトもOK!

短所---見込み客を選別しづらい。

はてなブログ

長所---Webライティングに必要なパーマリンクの設定など有料のWordpress並みの使用感がある点。アフェリエイトも導入しやすい。

短所---敷居が高く、ある程度Webライティングの知識が必要。

10.競合店をしっかり調査する

Marketing Intelligence

Facebookのビジネスページでは競合店の動向を確認することができます。Facebookインサイト」ページで、競合店のFacebookを登録すると、競合店のフォロワー数の変化や投稿のリーチ数などがわかります。また競合店のサイトから、選定キーワードやPV数も確認できるツールがあります。競合店の戦略を確認し、参考にすることでサイト運営のノウハウを手に入れましょう。

seocheki.net

 

最後に

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上記の作業にかかる費用はありません。すべて無料のサービスです。

利用頻度それぞれですが、利用順番は上記のとおりだと思います。 ネットではまずGoogleに気に入られるように気をつけるべきですから。 そして、キーワード選びを月単位で見直します。これはアナリティクスやサーチコンソールで訪問者の動向を毎日把握しておいたほうが良いでしょう。 ブログの記事はキーワードの出現率に注意しながら作成していけば問題ありません。

キーワード(サジェスト)選びがプラン、ブログ記事やHP記事などの作成がドゥ、アナリティクスやサーチコンソールで動向をチェック。そしてデータからアクション(改善)していきましょう。 無料のサービスを上手に使って作業の効率を高めてくださいね。

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